まずは鉄道会社を決めましょう。名前なんて気に入らなければいくらでも変えられますのでとりあえずなんだってかまいません。ただ、名前があるのとないのとでは思い入れが全然違いますので、とりあえず名前は付けておきましょう。こんかいサンプルに作る架鉄は「山古鉄道」と決定しました。サンプルですからこれで十分です。
　名前を決めたら線路を敷いて車両を配置します。今回は「カプセルプラレールはじめてセット」をそのまま使いますので線路配置も簡単。電気配線もありませんのでここで躓くことはないと思います。
　これで山古鉄道は開業です！　ちょっと殺風景ですが。

賑やかにしよう

　殺風景だろうが鉄道は鉄道。堂々としてよいのですが、寂しさを紛らわせるためにストラクチャを配置するのはナイスアイディアです。カプセルプラレールにも相応のストラクチャが用意されていますが、車両に比べて人気がないためなかなか狙って出るものではありません。ていうかトップハム・ハット卿とセダン、とっとと出てこいよ！
　まあ私情はさておいて、とりあえずてっとり早くストラクチャを集めるなら、9ミリゲージ用のストラクチャが有効です。特にトミーテックの「建物コレクション」は比較的価格もこなれているので入手しやすいかと思います。また、100円ショップなどに使えそうなミニカーや動物、人形などが転がっていることもあります。そのへんを集めてちょっとした賑わいを作ってみるのもいいでしょう。

▲9ミリゲージ用の建物は意外と親和します。

Webサイトにアップしよう

▲どうせwebにアップするならカッコよく見せたいじゃないですか。

　町を作った後、走らせて楽しむならそれでオッケーですが、写真に撮ってWEBさいとにアップロードするのであれば、もう少しだけ凝ってみましょう。建物を建てた背後に適当な写真を置くだけで雰囲気が変わります。とりあえず俺は発泡スチロールに山の写真を貼り付けたものを愛用していますが、ビルの写真でも海の写真でも、雰囲気に合わせたものを使えばよいと思います。どうせ写真に撮ればボケますので、解像度はそこそこで問題ありません。
　で、線路を敷いて写真を撮影するわけですが、どうせwebに貼る写真ならカッコよく撮りたいものです。デジタルカメラならナンボでもやり直しができますのでいろいろ試しましょう。　持っているカメラにもよりますが、すべてのカメラに共通するのは、目線をグッと下げて撮影するとよいでしょう。カププラは所詮おもちゃですが、おもちゃとはいえ上から撮影するよりも下から撮影したほうが迫力が出ます。
　あと、フラッシュは必要ありません。むしろ照明を明るくするなりシャッター速度を落とすなりして光量を稼ぎましょう。

コンパクトデジタルカメラの場合
　コンパクトデジタルカメラであれば、マクロモードを使ってみてもいいでしょう。また、ズームを使うと距離感が圧縮されてカーブの撮影などではカッコよく見える場合もあります。

一眼レフの場合
　まあレンズを換えたり絞りをかえたりいろいろ楽しめ。そんないいカメラ持ってんならある程度の知識はあるだろうコンチクショウ。

見えないところは作らなくていい

　架鉄でも写真でもそうですが、見えないところは作る必要ありません。ようは読者が見える範囲でつじつまがあっていれば読者は気づきませんし、こっちも作る手間が省けます。お互いが幸せになれるので、面倒なことは避けたほうがよいでしょう。
　写真もそう。上から神の目線で作るよりも、カププラの視線で作ったほうが面倒な作りこみをする手間が軽くなります。見えないところは大いに手を抜きましょう。