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湘南ストリームライン

 
SX-2「アイリス」(0119-0120形)

基本性能
編成:0119(cMPCS)+0120(cMix)
重量:34.9+34.9
モータ出力:MB-3064-AC(165キロワット)×4/両 ギア比:5.85(WNドライブ)
制御器:四象限チョッパ制御方式 CFM-228-15RH2(1C8M)
ブレーキ方式:MBS-R
加速力:54キロまで3.3キロ/秒
減速力:常用4.0キロ/秒 非常4.5キロ/秒 最高速度:110キロ
■SX-1突然の引退
 事の起こりは鵠沼工場の牽引機として活躍していたSX-1の故障でした。チョッパに使われている半導体が絶縁不良で故障してしまったのです。すでに交換部品も枯渇しており、修理は無理と判断されましたが、牽引車がないと鵠沼工場としてはたいへん困ります。
 そこで、廃車が進んでいるSL-5のコンポーネントを利用して牽引車を作ることにしました。これが0119−0120形、SX-2です。で、どうせなら牽引以外にも検測や救援・配給にも使えるようにしようと、あれやこれやの改造が施されています。
「ところで、検測に使ってる間は牽引車使えなくなるの?」
「そうだな、そのためにアン買っておこうか」
…じゃあ、最初からアント買っとけばよかったのでは。
 閑話休題。SX-2は2両編成を組んでいます。0119形は救援・配給車として荷台が設けられており、ここに救援道具や荷物を搭載します。0120形は検測車です。床面のたわみを利用したアンジュレーションの測定、レーザーによる起動狂いの測定、パンタグラフをしよした架線の測定のほか、信号・軌道回路の検査、車両限界の検査なども行えます。行えますが1両に機器をてんこ盛りに詰め込んだため、ドアひとつと窓をつぶし、さらにコンピュータ冷却用のルーバーを側面にデンと貼り付けるまあ、野蛮な改造を施さざるを得ませんでした。
 ところで、鵠沼工場はSX-2に「アイリス」というペットネームをつけました。Inspect(検測)、Rescue(救援)、Issue(配給)、Streamlineの頭文字を集めたものだそうです。また、アイリスには「虹彩」という意味もあり、目を光らせて人を「あやめ(IRIS)」ることのないように、という意味も込められているとか。

側面に大きく描かれたアヤメのイラストとIRISのロゴ。その隣にはパンタグラフを増設したため下がってしまった冷却能力を補うための巨大なルーバーがついています。

足回りをどうするか
 さて、SL-5は1C12M、つまり3両1ユニットです。SX-2は2両を組むため足回りをそのまま使うことができません。また、牽引車として使うためには低速のトルクがしっかりしていなければならないため、足回りは廃車が進んでいるSC-1から流用することになりました。つまりMB-3064ACモータにCFM-228-15RH2の組み合わせです。電機子チョッパ制御のパーツが枯渇しているからSC-1を廃車しているのに、その部品を使うというのも変な話ですが、予算的に手持ちの車両を使ってやりくりせざるを得ないためしかたがありません。ギア比は牽引車としてある程度のトルクが必要なので5.85。弱界磁を25パーセントまで使って最高速度は110キロをなんとかキープできますが、高速運転はちょっと苦しい感じです。
 ところで、SC-1の機器を流用するなら、車体もSC-1ベースで作ればよかったと思う向きもあるかもしれませんが、SC-1は38トン平均で35トン以下に重さが制限されている地下鉄直通仕様になっておらず、また、地下鉄線内を走る場合非常ドアの増設が必須になるためです。
 とはいえ0120号車は測定機器をてんこ盛りにしたため、そのままでは35トンをオーバーしてしまいます。そのため、機器の一部は0119号車に移設。0120号車の重量を無事34.9トンに収めることができました。
 屋上機器についても手を入れています。ストリームラインは全車電動車で低速トルクを大電流で実現するという仕様になっているため、パンタグラフは電動車1両につき1器必要です。SX-2はそれに加え検測用パンタグラフも必要になるため、2両で3器のパンタグラフを装備しています。これによって0120号車はエアコンを1台撤去せざるを得ず、結果冷却能力確保のために側面に巨大なルーバーがお出ましになったというわけです。
 なお、0119号車にはエアコンそのものがついていません。夏はきっととてつもない暑さでしょう。

車体をぶった切った0119号車には重たい制御機器を可能な限り搭載。運転台直後の窓の部分にも制御機器が詰め込まれています。もちろん冷房なんてありませんからとてつもない暑さです。

親しみを持ってもらうために

 車体の塗装はSX-1を引き継ぎ、黄色に赤のラインを入れています。ストリームラインの赤い電車や銀色の電車と異なる色にして誤乗を防ぐ意味合いがあります。また、ストリームラインに親しみを持ってもらおうということで、正面に「ストロベリーアライアンス」のキャラクター「いちご忍者」のワンポイントを入れています。
 SX-2の運用範囲はストリームライン全区間と宮ヶ瀬交通線。狭軌の原宿線や宮ヶ瀬交通線にも入線できるよう、鵠沼工場には狭軌用台車KD-68も常備してあり、現地で履き替えることができます。

運転台の下につけられた「いちご忍者」のイラスト。ワンポイントのイラストを入れて親しみを持ってもらおうという意図があります。なお、SX-1は今秋開館予定の博物館「STREAMUSEUM」に展示予定です。
サマンサ 2013-2014 -2014
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